KAOSSILATOR & NTS-1 (Logue SDK) Demo

久しぶりにKAOSSILATORを使ってみました。

きっかけはNTS-1のmkIIが発売されるということで、いろいろ調べていたところLogueSDKで過去にFM音源をつくったことを思い出し、mkIIではエフェクタを作りたい、と思うようになり、しかしmkIIがなかなか入荷しないので、今のもので作ってみようか、ということで自作エフェクタをつくりました。この効果をためすべく音源を何にするかと最初はVolca Sample にするつもりでしたが、最近動画でKAOSSILATORが現役で活躍するのをみかけ、これでもいいなと思い使いました。それ以外にも、X-YパッドによるMIDコントローラを使いたいアプリが最近あったことも影響しました。影響というのは内的なものではなく、検索で調べていた結果、YouTubeのレコメンドに反映されたかもという外的なものです。(この現象はやばいのか、便利なのか・・)

久しぶりということでまずは約15年前の動画です。
「KAOSSILATOR with iPhone ‘Dr Metronome’」

自作iPhoneアプリのデモもかねて、人力同期の涙ぐましい演奏です。
音がいいので、これだけで曲を何か作ってみたかったのでしょう。メトロノームの小節数だけみて他のフレーズをイメージしながらソロプレイをしたと思います。
動画は、MacBookの内臓カメラとAudioInで撮ったと思います。ちょっとズレていますが、感慨深いものがあります。

今回、Logue SDKで作ったエフェクタは、リバースとリピートです。
コードの説明は下記。
「KORG Logue SDK」
https://decode.red/ed/archives/1581

エフェクタのイメージは下記の動画がベースにあります。最終出力段にかけてリズムを変形させる狙いがあります。
スライサーも作ったのですが、モジュレーション系のエフェクタになりリバースと同時に使えないことと、効果が大きいことからリピータにしました。
「Volca Sample2 Jam w/ SL-2, RC-5, KeyStep37」

Logue SDKをつかった過去動画
「KORG Nu:Tekt NTS-1 Custom Oscillator」

さて今回の動画ですが、「Volca Sample2 Jam w/ SL-2, RC-5, KeyStep37」よりかなり安上がりになっています(笑)

今回の動画は個人的にとても意味があるものとなっています。DJコントローラがとても好きで、素人ながらいじったりたまに動画をとったりといろいろ試しているですが、サウンドの最終出力段にかける操作(エフェクタ)の責任の重さというか緊張感が演奏と同じ感覚に感じるからです。
DJではターンテーブルやクロスフェーダの操作タイミングでリズムをコントロールしますが、とてもセンシティブです。前回のLFO操作も同様ですが、ツマミにもそういった要素があります。今回の動画でいうとツマミ操作のわずかな差で、リズムが大きくかわりとても神経を使います。つまりツマミも楽器ということですね。
「ツマミスト」と勝手に呼んでいます。
今までもレゾナンスとフィルタのツマミをバランスよくいじって、気持ちいいTBサウンドを得る難しさを経験していますが、リズムはそれ以上の難易度があります。そのためSDKのプログラムコードも自分の操作感にあうようカスタマイズしました。

テンポが同期できれば、その倍数でリズムをコントロールすることで安定したプレイも可能ですが、そうでない方が好きです。前回動画のS-1のLFOにもその機能がありますが、あえて使っていません。X-Yパッドやフェーダのようなものの方が良いか、とも考えましたが人が操作する精度面を考えるとツマミの方が良さそうです。X-Yパッドは音色の変化には向いていますね。

まだまだいろいろと改善の余地はありますが、これからも精進いたします。
ツマミストとしての第一歩でした。




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