投稿者: Kei

 

Lupin The Third

ルパン三世のテーマ、アップライトベースを買ってから一度は演奏してみたかった曲です。
今度ライブで演奏することになり、練習しました。

どこをとってもクールなフレーズでとても好きなのですが(一部アレンジしてます)、残念ながらまだ一度も失敗せずに演奏したことがありません。
フレーズ間違いは減ってきているのですが、弦の力加減を間違えて、発音が十分でなかったり、引っかかって音が遅れたりしてしまいます。
動画をとることで本番の気分で挑戦しよう思い、あえてとってみました。
前回とった動画から4年になります。

Upright Bass

私の先生のアドバイスにより、人差し指の根っこから弾くようになったことは、ちょっと進歩したかもしれません。
今回も練習の成果として、動画に残しておきたいと思います。

撮影メモ)
Roland MC-505
 久しぶりにリズムを打ち込んだら、キーボタンがチャタリングを起こしていて、こんな壊れ方するのだと驚いた。音は問題なし。
Zoom B1 Four
 MC-505の音をAUX-Inしてミックス。プリセット130’GlamComp’を使用
あと、iPhoneのシネマモードで後からピント調整できるのは、こういう奥行きのある動画撮るとき特に便利と感じた。

Mellow and Tight

今年も恒例のドラムマガジンコンテストの曲を演奏してみました。

https://drumsmagazine.jp/special/contest2024/

第一印象は苦手なテンポだなあ・・と思いました。いつも今回はどんなテーマでやろうかと考えるのですが、最近はツインペダル強化月間なので、これを使えるフレーズでトライしてみました。

昨年はずいぶんと凝りましたが、今年はあっさりと。

Hot for Teacher

前回のツマミスト宣言の後、次のテーマはドラムセットを叩きながらやることを考えました。
実は、以前からこれに少し挑戦したことがあります。

叩く動作とツマミを回す動作を同時にやるって結構難しく、修行が必要だと思いました。
この時一瞬ではなく、フィルタを継続的に回したかったのですが、右手がずっととられるとパターンが貧弱になることから諦め、その後いろいろと考えを巡らす日々が続きます。

そこで思いついたのが、ツインペダルをもっと有効に使えないかということで、
フットハイハットと左足BDの同時踏みで、右手なしのハンデを感じさせないようなパターンを作ればいいと考えました。(このチャレンジはまた次の機会に)

これをきっかにツインペダルおよひツーバス奏法についていろいろ考えていると、随分昔からあるにもかかわらずまだ成熟していないのではないか、と思い、もっと深堀したくなりました。
試しに前回のライブでは、カシオペアの曲のドラムソロにツインペダルを使ったりしました。

これまでは一般的な連打系や、YMO UT動画でダブルストロークをやっていますが、

左足を軸としたものをやるのに何かいい題材はないかと探していたところ、そうだ、これがあった、と思い出しました。

このドラムパターンを使った楽曲をこれ以外に聴いたことがないのですが、それだけインパクトがあり、とても好きな曲です。
名曲揃いのVan Halenの中でも、とてもオリジナリティがあり、”Why Can’t This Be Love” と並んで私のBest 1 です。

また似たリズムの曲としては、これが好きです。

めっちゃかっこいい!

ちょっと前の朝ドラでBoogie-Woogieの曲をやっていましたが、Boogie-Woogieをドラムで叩くと大体、スウィングになるのですが、自分はツーバスのパターンで叩くべし、と思っています。

先ほどツーバス奏法について、まだ成熟していない、といいました、結局活躍する曲が少ないことが原因なのでしょう。ハードロック系の速い曲の連打とかドラムソロとか。成熟していない、ではないですね、まだまだ開拓する余地がありそうです。

ということで、Hot for Teacher のドラムイントロに挑戦してみました。

下記、楽譜を参考にした動画です。

オリジナルはBD2台オーバーダビングをしているので、厳密には一人ではできませんので、いろいろ変えています。(BDとFloorTomに)2パート目が入ってくる部分、シャッフルとフラットリズムでかなり困難なので、キックがシャッフル、手はシャッフル気味のフラムアクセントにしています。バイク(ハーレーダビッドソン)のマフラー音を模しているとのことなので、それっぽくするため、三連符は手でなくキックで入れています。

かなり難しい!
まだまだ修行が・・

KAOSSILATOR & NTS-1 (Logue SDK) Demo

久しぶりにKAOSSILATORを使ってみました。

きっかけはNTS-1のmkIIが発売されるということで、いろいろ調べていたところLogueSDKで過去にFM音源をつくったことを思い出し、mkIIではエフェクタを作りたい、と思うようになり、しかしmkIIがなかなか入荷しないので、今のもので作ってみようか、ということで自作エフェクタをつくりました。この効果をためすべく音源を何にするかと最初はVolca Sample にするつもりでしたが、最近動画でKAOSSILATORが現役で活躍するのをみかけ、これでもいいなと思い使いました。それ以外にも、X-YパッドによるMIDコントローラを使いたいアプリが最近あったことも影響しました。影響というのは内的なものではなく、検索で調べていた結果、YouTubeのレコメンドに反映されたかもという外的なものです。(この現象はやばいのか、便利なのか・・)

久しぶりということでまずは約15年前の動画です。
「KAOSSILATOR with iPhone ‘Dr Metronome’」

自作iPhoneアプリのデモもかねて、人力同期の涙ぐましい演奏です。
音がいいので、これだけで曲を何か作ってみたかったのでしょう。メトロノームの小節数だけみて他のフレーズをイメージしながらソロプレイをしたと思います。
動画は、MacBookの内臓カメラとAudioInで撮ったと思います。ちょっとズレていますが、感慨深いものがあります。

今回、Logue SDKで作ったエフェクタは、リバースとリピートです。
コードの説明は下記。
「KORG Logue SDK」
https://decode.red/ed/archives/1581

エフェクタのイメージは下記の動画がベースにあります。最終出力段にかけてリズムを変形させる狙いがあります。
スライサーも作ったのですが、モジュレーション系のエフェクタになりリバースと同時に使えないことと、効果が大きいことからリピータにしました。
「Volca Sample2 Jam w/ SL-2, RC-5, KeyStep37」

Logue SDKをつかった過去動画
「KORG Nu:Tekt NTS-1 Custom Oscillator」

さて今回の動画ですが、「Volca Sample2 Jam w/ SL-2, RC-5, KeyStep37」よりかなり安上がりになっています(笑)

今回の動画は個人的にとても意味があるものとなっています。DJコントローラがとても好きで、素人ながらいじったりたまに動画をとったりといろいろ試しているですが、サウンドの最終出力段にかける操作(エフェクタ)の責任の重さというか緊張感が演奏と同じ感覚に感じるからです。
DJではターンテーブルやクロスフェーダの操作タイミングでリズムをコントロールしますが、とてもセンシティブです。前回のLFO操作も同様ですが、ツマミにもそういった要素があります。今回の動画でいうとツマミ操作のわずかな差で、リズムが大きくかわりとても神経を使います。つまりツマミも楽器ということですね。
「ツマミスト」と勝手に呼んでいます。
今までもレゾナンスとフィルタのツマミをバランスよくいじって、気持ちいいTBサウンドを得る難しさを経験していますが、リズムはそれ以上の難易度があります。そのためSDKのプログラムコードも自分の操作感にあうようカスタマイズしました。

テンポが同期できれば、その倍数でリズムをコントロールすることで安定したプレイも可能ですが、そうでない方が好きです。前回動画のS-1のLFOにもその機能がありますが、あえて使っていません。X-Yパッドやフェーダのようなものの方が良いか、とも考えましたが人が操作する精度面を考えるとツマミの方が良さそうです。X-Yパッドは音色の変化には向いていますね。

まだまだいろいろと改善の余地はありますが、これからも精進いたします。
ツマミストとしての第一歩でした。

AIRA Compact S-1 & Volca Sample2 Jam

これまでKorgのVolcaシリーズをよく使ってきましたが、今回RolcandのAIRA Commpacシリーズをはじめてトライします。
S-1の第一印象ですが、エフェクタが高音質なのとバッテリ駆動、MIX-INがいいなあと思いました。購入の決め手はオシレータのDraw、Chopとディレイエフェクトです。
Rolandのデジタル音源はバランスがよく音がきれいですが、汚れ系が好きな自分にとってはこの二つの機能が魅力です。

ということでノイジーな音をしかも短音のみ使ったデモ動画をとってみました。最近LFOでリズムを作ることが好きで、S-1では存分にできます。

あと最近撮った動画について。
YouTubeでは、コンパクトシンセを使った動画が多数ありますが、その中でもイベントがいくつもあります。
1月のJamuary、3月3日のRoland TB-303のクローンによる303Dayなど、ついつい動画をつくりたくなり私もアップしました。(ちょっと遅刻しましたが・・)

最近、11月のNoisevember というものもあることを見つけましたが、またアップしたいと思います。

世界中の人が、こうやって同じテーマで動画を作るのって、本当に楽しいですね。

PC Keyboard Layout

まず前回動画での操作説明ですが、VSCodeからSonicPiを起動する仕組みは下記を使いました。

“LIVE CODING BY VSCODE”
https://decode.red/blog/202211051504/

またVSCodeにVimの拡張機能を入れました。

これらにより、SonicPiについてはCtl-s/Ctl-e で演奏のStart(Save)/Stop、エディタの機能としては、Ctl-a/Ctl-x で数値のインクリメント/ディクリメント、gbでマルチカーソルが使えるようになります。基本的な操作はviエディタの操作がそのまま使えます。

ここから専門的なつまらない話になりますが、経緯の記録として残しておきます。(蘊蓄だらけですが ^^;)
なぜVSCodeのような高機能エディタを使っているのに、viのような古典的なエディタの操作を使うのか(すべてのケースではない)、ですが、これはキーボードのチョイス、キーボードレイアウトのチョイス、諸々から影響を受けた結果によるものです。さらにさかのぼってCUI時代の利便性がGUI時代でも生き続けている証拠でもあります。

まずはキーボードのチョイスについてです。カスタム配列、分離型などの高級キーボードに憧れ、情報収集はしたもののキーボード沼にははまる手前で踏みとどまっているところです。

踏み留まる理由
1) カスタムに慣れてしまうと他のキーボードに対応できなくなる。
2) 数万円という高価である。Mac,Linux,Windowsそれぞれ複数台あるためキーボードも必ず複数台欲しくなる。

そこで販売されているものの中でできるだけ安価で好みに近いものにするため、下記カスタマイズ自由度(①から⑤)に注目して選ぶことにしています。

キーボードレイアウトについては、日本語配列よりUS配列のものの方が品数が豊富です。※①
またプログラマにはUS配列の方が記号キーが合理的であることがあります。

まだワープロがパソコンのアプリよりも使いやすかった時代から始めたせいもあり、日本語はかなキー入力からはじめました。50音それぞれキーがあるので母音・子音の組み合わせでタイピングするローマ字日本語入力より速いというメリットがあります。デメリットはキーが右側に多くなり、センターが左よりになりEnterキーまでが遠くなります。USレイアウトにするため、かな入力をやめました。とはいっても日本で発売されているPCはほとんど日本語レイアウトなので別売のUSキーボードを使用します。

最近ようやく自分が理想とする配列をもつキーボードに出会いました。これが前回動画で使用したものです。

ファンクションキー、テンキーがないもので、バッククォート、チルダが単独キーのものです。特にこの二つのキャラクタはシェルコマンドでとても重要です。ファンクションキーがないものはESCキーと兼用になることが多く、これは避けたいところです。しかしながらESCキーはこの位置が好みです。これはPC-9801の時代にvzエディタを使っていたことが起因するのですが、ESCキーを多用するところはviも共通しています。MS-DOSからWindowsに移行したとき(DOS/V仕様ESCキーがファンクションキーの左になるIBM互換機にも移行したため)、次のエディタがなかなか見つからなかった記憶があります。

あとWindowsの場合PowerToysで、Macの場合Karabiner-Elementsで、下記のようにキーアサインします。これらのツールによりキーボード本体に保存機能がある機種を選ばなくてもよくなります。※②

  CapsLk -> Ctl
  Alt w -> ↑
  Alt s -> ↓
  Alt d -> →
  Alt a -> ←
  Alt q -> Home
  Alt e -> End
  Alt r -> BS
  Alt f -> Enter
  Alt x -> DEL

すべて左手側にこのようなキーをもってくるのは、ホームポジションから離れないようにという利点以上に、右手がマウス操作でふさがっているときも使用できるからこのようにしています。
手がホームポジションかははなれることを嫌うカーソルキー専用キーを使わない文化は、viエディタからあります。コマンドモードによるキー操作が可能であるため、j,k,l,mでカーソル操作をします。(カスタマイズは、できるだけデフォルトからはなれないように、いろんなプラットホームでつかえるように、を心がけています。※③)
viエディタは、Unixマシンを使うときこれしかなかったから使い出したのがきっかけですが、その合理性は今の時代にも生きています。。
とくに最近マークアップ言語のおかげでHTMLに変換する文章を書く際に利用しています。

https://decode.red/blog/202401061739/

ブログを書くのに、コンソールだけで、マウスを使わず作業を完結することも可能です。キーアサインのカスタマイズや拡張キーボードで利便性を追求する流れもありますが、
viの機能で補うことで実現ができる部分も多いと感じています。※④(動画編集やドロー系のアプリなどはまた別ですが)

メカニカルキーボードはキーキャップが変えられるので自分好みに近づけられます。※⑤
好みは赤軸ですが、レイアウトを優先しているため今のところ青軸のものを使っています。
(打鍵音は青軸が好きです。上記動画の音)

音楽キーボードの関係ですが、シーケンサなどのキーボードとして横一列を白鍵とみたて斜め上を黒鍵とした使い方がありますが、私はあまりこれが好きではなく、A,B,C,D,E,F,G が左にあることを利用した使い方をしたアプリを作ったことがあります。。

http://iphone-old.iiv.jp/sound/index/L0035


最近はクロマチックキーボードに興味を持ちこれを模したキーボードをキーキャップを変えて作りました。

このようにできるだけ好みに近づける工夫をして利用しています。
(この先沼にはまるかもしれませんが・・)

ここまでに登場したキーボードはE-YOOSOというメーカーのもので、気にいっています。Z-11,Z-686それぞれ色違いもあわせて計四台となります。(上記動画でない方↓ キーキャップをとりかえてます)

できれば理想とする配列のキーボードのもっとダーク色のもので赤軸が欲しいところですが、いまのところ満足しています。

ライブコーディング、カスタムキーボード、viエディタ、マークダウン これら表現する道具として、近い関係と感じているこのごろです。

Glitchy Style / Live Coding

Lenny “The Ox” Reece というドラマーの名前を下記で少しふれましたが、今回は彼のプレイからいろいろ話を膨らませてみました。

Domino Line / Casiopea

まず彼に関する動画の引用から。

最初、動画のタイムラインをいじっているのかなと思ったくらい不自然に見えました。しかしその機械的というか独特なノリに新しさを感じました。


彼のプレイを譜面に起こしたものですが、とてもチャレンジングです。

https://drumsmagazine.jp/notes/next-generations-5/
さすがにドラムマガジンのサイトでも解析がされていました。

https://pearldrum.com/ja/artist/lenny-ox-reece
https://seelectronics.com/artists/lenny-the-ox/
こちらにプロフィールがあります。

ここにある”glitchy” style という表現がよくそのプレイを表していると思いました。
変拍子とはちがうちょっとバグった感じに聴こえるからです。

SonicPiでそのような雰囲気をまねてみました。


10/16拍子ですが、ずっと聴いていると違和感なく聴こえてきます。5,7のような奇数連符にしても整然とならべてしまうと同じ結果でした。また参考までに前回の動画のものは以下です。

きれいな変拍子ともいうべきか、すぐなじんできます。

バグっている感覚というのは、フレーズサンプリングのループがテンポにあっていないときの感覚に近いのではということで、それをまねてみました。


音的なニュアンスはちがいますが、自分の感覚的にはこれが近いです。
どんな音素材でも繰り返すことによってリズムを感じますが、ただしその繰り返す素材の長さは一定である必要があります。(素材の中身は一定である必要はなし。。工場のコンプレッサー、モータ音などや、むかしのパチンコ屋のネオン管の眺めているとそれだけでリズムを感じた感覚)
過去の動画でも工場風のノイズを楽しんだものがあります。(こういうの大好物)

最後にSonicPiにもどって、フレーズサンプリングがループサイズに足りていない様子をライブコーディングしてみました。

lenは、ループさせるフレーズサンプルの割合(1.0 = 100%) rstはそのうちの無音部分。
このしくみについては、次回とりあげたいと思います。

Volca Sample2 Jam w/ Slicer+LoopStation

Volcaシリーズの久しぶり動画です。DJミキサーとか使っていると、最終段の音を操作するダイナミズムに勝てるものがないとう感覚が増してきました。しかしDJのスクラッチやエフェクトは録音済の音源が対象なので、これをリアルタイムにできないかということで、スライサーとルーパーを使って遊んでみました。

肝はスライサーのテンポ同期です。DJエフェクトでも検出したテンポが影響するものがありますが、それに相当します。テンポマスターはKeyStep37で、Volcaシーケンサも同期させています。
ルーパーはリバース再生のために使い、シーケンサの拍子は5/8にしました。(変拍子なのはスライサーのフレーズとのズレを調べたかったのもありますが、次に予定している投稿に変拍子を扱うためです。)

今回はできることメモみたいになってしまいましたが、課題は、スライサーでもっとおいしいフレーズをつくれるようになることと、ルーパーのさらなる活用です。
コンパクトエフェクトは外部スイッチを充実させないと操作に限界があるため、MIDIコントロールをプログラミングしないとと思っています。(MIDIがついていてよかった)

Hermonic-Percussive Source Seperation

日本語で調波打楽器音分離というようですが、前回につづき年末ライブの練習の過程で実用的につかってみました。
HPSSを使うと、ドラムパートとそれ以外を分離することができるため(ドラマー向けカラオケになる)、ドラムの練習に最適なのです。

実は、3年ほど前に下記で試したことがあります。

「LIBROSA SOUND EDIT」
https://decode.red/blog/202008111185/

今回、上記でテストしたPythonプログラムをつかって、カシオペアの楽曲「TAKE ME」の練習用トラックを作ってみました。(モノラルトラック)

マージンなし
Hermonic音

Percussive音

マージン=3.0
Hermonic音

Percussive音

アタックの強い部分とそうでない部分が見事に分離されています。これによりアタックの強いドラムの音が分離されるわけですが、
ドラム以外でもスラップベースのアタック音なども打楽器側として分離されます。
マージンの数値にとって分離度を変えられますが、この値を大きくすると調波側のアタックがなくなりすぎて、合わせてドラムを叩くのが困難になるためマージンはなしのものを採用しました。
(ちなみに、Hermonic音とPercussive音を合成すると元の音にもどります。)

曲によって分離後のクオリティが違いますが、「TAKE ME」はスローな曲ということもありとてもいい感じに分離できたと思っています。
Hermonic音にあわせてV-Drumsを叩いてみました。

※著作権で保護されている楽曲を使用する場合はご注意ください。私のYouTubeチャンネルは14年ほど前からブログの動画置き場という目的で使用しており収益を目的しているものではありません。下記動画についてはYouTubeからの注意メールがありましたが、収益目的化していない動画はそのままでよい旨を確認しております。(2023/11/19)

©Sony Music Entertainment (Japan) Inc.

あらためてこの曲、いい曲ですね。叩きながらしみじみと感動しました。
しかしながらドラマーにとって難しいテンポです。私はテンポ100BPMあたりに境界があると思っているのですが、ハイハットの16分音符を片手で叩くか両手で叩くか迷うからです。クローズドリムショットが4分音符の部分は片手で叩くことを強制されますが、それ以外の部分でも多彩なパターンも持った曲で、このテンポでは音数を増やすにしても減らすにしても間が難しく、とても練習になる曲です。(まだまだ本番までにフレーズを練らないと・・)

V-Drumsメモ
・クローズドリムショットのボリュームを上げたため、オープンリムショットを叩かないようにした。(音が大きくなりすぎるため)
・前回の「DOMINO LINE」でもあったが、オープンハイハットのフットコントローラーの反応が遅れる。調整が必要。
・スネアの音が詰まったような音がでるときがある。センサーの劣化か? 打点をもっと正確にコントロールする必要あり。
・ライドシンバルのセンサーが劣化してきている。

Domino Line / Casiopea

年末ライブハウスであのカシオペアの楽曲をむちゃくちゃ久しぶりにやることになり、その練習を兼ねてその中のDomino Lineという曲のドラムソロを動画にしてみました。1982発売の 「Mint Jams」というアルバムに収録されているバージョンで、過去に部分的に耳コピした記憶がありますがほとんど忘れてしまいました。(最後にとりあげる六連フレーズ以外。途中ドラムセットを叩いていないブランクが20年以上あるので・・)
譜面がなんとYouTubeにあったので、それをできるかぎり再現しました。

譜面付:Casiopea-Domino Line Drum Solo/カシオペア-ドミノライン-ドラムソロ

ソロなのにアドリブでいけないのか、このまま再現する意味があるのか、という思いもありましたが、ベースソロからドラムソロに流れる部分は、もうこれが曲そのものになっているので、これでないと、Domino Lineでなくなってしまうように感じたので、そのままやることにしました。

オリジナルと違う部分やまだできていないところ、自分なりに変えたところもありますが、とりあえず今の段階はこんなところです。(スネアの強弱をもっとメリハリ)年末までにもっとがんばらないと。。
ライブハウスにあるドラムセットがどのようなものかわからないので、それによっては雰囲気が変わってしまいそうですが、まあこれは仕方ないですね。
カウベルとホルダは持参します。

YouTube にこのドラムソロをそのままやる人の動画が結構あったのは驚きました。40年以上前の楽曲なのに根強い人気があることを実感しました。本当にYouTubeは探せばなんでのも出てくるものですね。
この流れで神保さんの近況も見つけました。

【神保彰】フルアルバム『燦燦』全曲インタビューをお送りします!

最新アルバムを早速購入しました。最近はダウンロードばかりなので、もしかしたら最後に買ったCDになるかも。それはそれで記念すべきがこのアルバムで嬉しいです。上記動画のインタビューも見ると創作過程が見えて興味深いです。同じレコード会社(アルファミュージック)だったYMOについてのエピソードがまさか聞けると思ってもいませんでした。(ちなみに私のゲーム音楽CDもココ)このようなクォリティの楽曲を軽々と作っているように思えるのですが、相変わらずさすがです。ドラムの方は私もYouTubeで注目していた、Lenny ‘The Ox’ Reeceがよく使う5連符、7連符のフレーズを全編に渡って散りばめています。下手すると、ズッコケたように聴こえますので、かなりのハイテクニックが必要です。
変拍子とはまた違い、また新しい可能性を感じます。ご本人曰く「研究発表」ということですが、音楽への向き合い方の一つの側面を感じます。これについては長くなるので、別の機会にまた記事にする予定です。

さらに過去動画がいろいろとヒットした中に、下記のような動画がありました。
Dave Weckl – Zildjian Day Tokyo 1996 with Akira Jimbo and Kozo Suganuma

こんなものが存在するとは知りませんでした。(レコメンドさまさま)すごい熱量のプレイをしています。実はこのお三方とも生音を至近距離で聴いたことがあります。
神保さんは、ドラムクリニックで、デイブと孝三氏は、YAMAHA BIG DRUMMER’S CAMP 1991(合歓の郷)のことです。
神保さんは予想していた音量より大きくハードロックドラマ並みとそのとき思いました。デイブはもう一人のゲスト講師のトミー・アルドリッジも一緒にプレイしたこともあり繊細に感じました。孝三氏については少し思い出話を。氏をこのキャンプの時初めて知ったのですが、自身のドラム教室の生徒さんもたくさん参加していたこともあり、なんか他の講師とは違って友達のような雰囲気で皆に接していました。講師の人からも人気で、通りかかると、「何かやってよ」と言われて、ドラムソロを叩いてくれました。私がたまたま近くにいたので、スティックを手渡すと「ジェブポーカロモデルか・・」と言って、叩き始めました。右手のスティックでバスドラと叩いたり、曲芸的なこともやり、みんなを大いに盛り上げました。ドラムで笑いを取るとは、すごいと当時衝撃を受けました。その後、氏の活動を多くのメディアで見ることになるのですが、いつも親しみを持って見ていました。

Drummer’s Camp は多くの講師が、普通に一緒の空間にいるので、気軽に接することができて、とても貴重な経験でした。デイブと一緒に写真を撮ったり、Tシャツを着たまま背中にサインをしてもらったりと、今考えるとすごい機会だったなと思います。デイブのドラムセットを叩くこともできました。
神保さんのクリニックでは、サイン入りポスターが結構参加者が多い中で抽選で当たって嬉しかったことも思い出しました。

想い出がドミノ倒しのように蘇りますが(うまく言ったつもり)、最初に戻って、ドミノラインのソロについて当時考えたことを書いて見たいと思います。

フラムアクセントやパラディドルのルーディメントが多用されていますが、これは明らかにスティーブガッドの影響によるものでしょう。神保さんが当時よく盛り上げるときによく使う6連符ですが、これに相当するフレーズがスティーブにもあります。

神保さんの頭のクラッシュはスティーブのハイハットクラッシュオープンでは弱いと判断しクラッシュにアレンジしたと勝手にみています。結果今のようなフレーズになっていますが、第一印象は違っていたのでは、という予想ですが、本当はコピーミスと思いたいです。当時は動画がないので音だけで判断しますので、ハイハットクラッシュオープンがクラッシュに聴こえたり、フロアタムがバスドラに聴こえたりしました。タムが6音中2つなっていますが、タムをダブルスストロークするためには、それなりのヘッドにテンションがあって、いい音でなってくれないと、クリアに聴こえないことから、神保さんのフレーズの場合は使うシチュエーションが限られます。ピッチの高いタムがあればなおさら良いです。(ライブハウスにあるような、大抵ロック用ドラムセットの場合ピッチは低めのタムなので、ニュアンスが変わります。)

スティーブの場合は、頭を抜くため手が一つあまり、タムを二つシングルストロークで叩くことができます。トレードオフとしてアタックが弱くなりますが、大抵のドラムセットで同じニュアンスになります。(この前のコンテスト動画の最後で叩く)
先ほどコピーミスと思いたい、と書きましたが、これにぱポジティブな意味があります。動画や譜面がなくコピーしようとすると、たぶんオリジナル通りにならないため、その差異が自分のオリジナリティになるからです。神保さんのドラムは、手が三本あるのではないかと思わせるようなフレーズがありました。(当時随分悩んだ)パーカッショニストがいないのに、なぜここでカウベルが鳴っているのだろうとか。どちらの手でどういうタイミングで叩いているのか、ハイハットを叩くのではなくクローズハイハットで鳴らしているのか、などなど試行錯誤することが、自分が新たなフレーズを作るときなどの参考になりました。

ドミノラインのネタから、随分話がふくらみました。
最近のことはよく忘れるのですが、昔のことはよく覚えているものです。