Linear Drumming / Alesis D4
今回は古いドラム音源を使ったテストをしてみました。
仕事などで必要になったものでなく、自分の音楽表現のために欲しいと思ったシンセなどの機材は、いつか必要になると思って、なかなか手放せずにずっと持っている方です。
Alesis D4のドラム音源は、ドラムパッドやピックアップからトリガーもできるため、当時Roland TD-7の拡張音源用に購入しました。
最近Volcaのスタイルでプレイしていると、このタイプの音源は使いずらかったのですが、SQ-1によって同じ土俵で使えるものになりました。リニアドラミングというのは1音1音直線的に並べて叩く奏法で、独特のノリを出すために、実際のドラム演奏でよく使われるものですが、SQ-1の仕様がモノフィックなのと、D4がドラム音源を鍵盤のノートに並べられることから、相性がいいということで、リニアドラミングというタイトルにしました。
2オクターブ分の音をSQ-1のつまみで切り替えますが、低い方からバスドラ、ハイハット&FX、スネアドラムのグループを並べました。
問題はメモリに設定を保持するバッテリが切れているため、保存できないことですが、MIDI System Exclusive Dataの送受信で対応。
また音の変化が物足りなかったので、SQ-1の機能を拡張する目的でM5Stackとその周辺機器を使って、MIDIメッセージを加工するカスタムプログラムを作成。
ドラム音源はサンプラーにするのかどうか、とても迷います。Volca Sample、Volca Drumもいいのですが、もうちょっと音圧が欲しいのと、かといって場所をとるのもちょっと。。Alesisは1Uで下に置けば場所を取らず、操作はSQ-1だけで、しかも音が良いということで最適でした。ピッチベンドで音が変わることもすごく気にいっています。
あと古いラバーのドラムパッドRoland PD-7で鳴らすテストもしました。ステレオ標準プラグで接続しますが、リムの音をトリガーするには、Yケーブルで分岐する必要があります。しかし信号が弱いためGAINを99にしても、音がなったり鳴らなかったり。もちろんRolandのドラム音源ではこの辺り調整されていてYケーブルを使うことなく問題なく使えます。このパッドも古いため断線していましたが、はんだ付けをすることで直りました。
古い機材ですが、もっと古い時代の設計(ステップシーケンサ)を持った新しい製品SQ-1で甦るとは、不思議は気持ちです。
モノは大切に!
M5Stackについて
下記でテストしたときのプログラムがベース
「M5Go Groove」
https://decode.red/ed/archives/1752
ボタン: ノートナンバーを増減。これにより鍵盤にアサインされたドラムの音源が一つずつずれる。(真ん中のボタンで設定情報をSysex 送信)
ダイアル:ピッチベンド。
ジョイスティック:音符を倍、3/2倍。X方向は最新の音をコピー。Y方向は最初の音をコピー。
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