April Steps

武満徹作曲「ノヴェンバー・ステップス(November Steps)」。オーケストラに尺八と琵琶という和楽器を取り入れた異色の構成で衝撃をうけました。中間部の尺八と琵琶による掛け合いの部分、本当にしびれます。室内で聴いているにもかかわらず野外にあるような、空気の揺れ、風の動き見えるかのような感覚を受けます。
尺八のノイズ、豊かな倍音、琵琶の鋭い打撃音、歪んだ音、緩めに張られた弦の振動、これらが空間を切り裂きます。祭りでよく使う篠笛や雅楽の龍笛のよりも低音がでる尺八は、単体でも大きな存在感があります。雅楽にはちょっと興味があり、笙と龍笛は少しやったことがあります。龍笛は個人でも持っているのですが、指で押さえる穴が大きいのが特徴です。指の腹よりももっと下、第一関節近くで押さえる必要があり、穴の開け具合でピッチのコントロールができます。(穴が大きいのできめ細かい) またいつか・・・。

さて前置きが長くなりましたが、健康のためタップを初めて1年ほどになります。ちょっとずついろいろとできるようになってきたこともあり、音楽的にもっと楽しもうといろいろと試みを考えています。(半年ほど前には、ライブでドラムソロ、パーカッションソロ、の掛け合いの一つとして参加したこともありますが、いい経験になりました。)

今回その一つとして、ソロ楽器とタップのコラボ的なものを自作自演してみました。 ソロはもう随分前に購入したKORGのモノフィックシンセ Prophecy。尺八の音をそれっぽく弾いてみました。
ここに至る経緯として、CITIZEN Eco-Drive OneのCMで、自然のなかで踊るタップとバレエの美しいコラボを見たとき、とても感動した経験があります。この世界と”November Steps”の世界がとても好きなことが背景にあります。
(ただこれらをイメージして作った、などとおこがましいことはとてもいえません。これは単なるお遊びです(^^;。陰陽師みたいになってしまいましたが・・)

名前を”April Steps”にしたのは、もちろんパロってますが、4月という進学・進級(ステップアップ)の季節に、自分自身、初心者として新しいことに挑戦するという意味をこめています。(次はパーカッションとしてのタップのメソッド作りをやりたいと思っています。そしてさらに・・・)

4月のステップ、まさにタップにふさわしい名前になりました。

November Steps

CITIZEN Eco-Drive One

ps. しかしYouTube見ているとタップとのコラボってホントに多いですね。ビッグバンドやピアノソロ、チェロ、三味線などなど。結構有名な人がやっています。
新しい美しいものを発見できるコラボって芸術だなぁ、と思います。
また和楽器がもっている魅力ってまだまだある気がしています。琵琶、尺八、笙、口径の大きい和太鼓、この四つで何かつくってみたいのですが、環境的になかなか難しい・・




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