MILESTONE

今回もリズム&ドラムマガジンコンテスト(第20回誌上ドラム・コンテスト「MILESTONE」)に応募しました。

誌上ドラム・コンテスト2021 特設サイト

毎年自身が真剣にプレイすることで、他の人の動画の曲の解釈とかプレイスタイルをより理解でき、とても刺激になります。今年は、東京オリンピックの競技期間中に練習していたこともあり、ちょっとアスリート気分になりました。偶然にも曲名「トライアルロード」が、とてもマッチしています。

実際、課題(曲)をどのように攻略するかとかはスポーツクライミング、演技・構成を組み立てるところなど新体操などに似ています。スケートボートなどの新競技の躍動的なパフォーマンスやeスポーツが将来競技に入る可能性とかを考えると、そのうちドラムとかも競技になるのじゃないかと、妄想していました。
打楽器は楽器の中で体全体を使うことからスポーツに近く、古今東西どの国にもあり、いろんな種目ができそうです。
こうなると圧倒的にアメリカが強そうですね。(WGI(パーカッションのみのマーチングバンドの大会)とか見にいくとそう思います。駐車場も会場も全員がドラマー)

住宅事情から日本はドラマーには不利な環境ですが、最近はRolandの電子ドラムV-Drumsの性能が上がってきたためこれを克服しつつあります。年少者のドラマーの活躍がめざましいのも、こういったものが影響しているのではと思います。
という私も今回V-Drumsでチャレンジです。コストパフォーマンスがいいTD-17を使用しました。(これまで所有していたTD-7から大幅なグレードアップ)生ドラムと比べると、メッシュヘッドのタッチの違和感はありますが、モニタリングがしやすいというメリットは大きかったです。
フェンシングの突きや水泳の着順の判定をタッチセンサでするなど、人の目では判定できないものの電子化は進んでいます。ドラムが競技になった場合は、たぶん電子ドラムが使われるでしょう。(また妄想)

妄想はさておき、異例ずくめの東京オリンピックでしたが、それゆえいろんなことを感じました。
開閉会式は、さまざまな影響から随分と予定が変更され、リオ五輪閉会式の演出の延長を期待していた自分としては、ちょっと残念でしたが、パラリンピックの開会式、テーマ”WE HAVE WINGS”は、本当に素晴らしいショウでした。
新型コロナ拡大の中の、オリンピック開催の賛否について、ちょっと前に「ファクトフルネス」という本が話題になりましたが、ここに書かれていることがたくさん当てはまることに驚きました。(悪いニュースの方が圧倒的に耳に入りやすい、といったネガティブ本能)

バイアスのかかった報道が、世論をミスリードする様子が顕在化したのではないでしょうか。
複雑になる世の中、多変数の連立方程式を解くような問題が今後も増えるでしよう。扱いやすい変数だけ見た議論は一見わかりやすいが、これでは問題を解けないため、ファクト(客観的なデータ)をもとに状況を見極める力が必要だと強く感じました。
オリンピック参加前と後で国が変わってしまうようなことが起こるというの世の中、今日まで合法だったものが明日から違法になる全体主義、クーデター、政権転覆、を見ていると国とは何なのか考えさせられます。このような時代だからこそ、オリンピックのような国境を越えた人類共通の価値、ルールのプラットホームというのは必要性が増していると思います。音楽も同様の力をもってますね。

アコースティックドラムの代替えとして、エレクトリック(電子)ドラムを使用しましたが、練習で叩いていてエレドラならではの音楽の可能性も新たに感じることができました。(特に生ドラムのリアルさがなくても可) いろんなJAMで使っていきたいと思っています。
今回は自分の音楽ライフにとって一つのマイルストーンになりそうです。(うまくまとめたつもり・・)

収録時メモ)
ドラム: Roland V-Drums TD-17
ペダル類: TAMA Speed Cobra 310 (BD, HH)
※iPhoneで曲を再生しながら、TD-17でドラム音のみSDカード録音
iPhoneとTD-17をBlutetooh接続で収録したところ、ステレオミックス時にづれることが判明。(ワイアレスの不安定が原因か)
iPhoneとTD-17をライン接続に変更。
※今回審査員に若いころから影響をうけた神保氏がおられるということで、イントロは一番好きな曲「ミッドマンハッタン」からオマージュです。




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