May you rest in peace

YMOメンバーのお二人がつづけてお亡くなりになり、寂しい気持ちとともに当時熱中した記憶とさまざまな感情も思い出されてきました。YouTubeでのYMOに関する過去動画がこれに拍車をかけています。

Yukihiro Takahashi / YMO

Ars longa, vita brevis.

前回投稿から少し落ち着いた今、ちょっとだけ自分にとってどういう存在だったのか、整理してみたくなりました。


(下手なのに、今どうしても弾いた動画をつくってみたかった。。)

何に一番熱中したかと言えば、やはりアナログシンセサイザーでした。当時名古屋の大須やヤマハの店頭にあったことを記憶しています。得体のしれない音ができる装置ということで夢中でいじりました。楽曲よりもそちらの興味が大きかったです。
楽曲を深く掘り下げたのは、ゲーム音楽を作る仕事をしているときで、仲間もみんなYMOフリークであることもあって音作りのときに、YMOの話題でもちきりなりました。教授が最後まで愛用していたシンセ、プロフェットファイブは憧れの楽器で、高価で買えないためその音をSoundCanvasでシミュレートしたりしていました。この時代、彼らの新しい試みが刺激的で、音楽が自由で楽しいものであることを満喫していました。そのため一挙手一投足に反応していた時期もありました。たとえばドビュッシーが好きだといえばそれを聴き、高橋悠治氏と対談したといえば、その人の本を買ったりといった具合です。教授をハブとしていろいろなことに興味をもち、こういった刺激から創作意欲が掻き立てられるという習慣がつきました。それゆえ新しい刺激があるたびに、現在でも自分にしか作れない音楽があると信じ込むような始末です。

技術面では教授のハーモナイゼーションか好きです。あの親しみやすい「戦メリ」のメロディーにも4度下の音が倍音のようにくっついていて、深みを出しています。「邂逅」もそうですが、音色としてハーモニーというのか、聴いたことのない音のイメージを感じさせます。また「千のナイフ」などにある無調的な部分も好きで、こんなカッコイイ聴かせ方があるのか、と驚きました。(この後無調音楽についてのめりこんだのは言うまでもありません)またキーボードプレイ全体についてとても好きで(ライブも)、U.TのMC部分、「高橋さんのドラム、すごいですね」ですが、「坂本さんのシンセパッドもずこいですね」といいたくなります。


(練習不足でスミマセン、パターンの繰り返しがきつい。。40年以上前の楽曲とは思えない新しさ。ライブでは演奏されていない曲だが、どうやった叩こうかと思わせる曲。)

シンセサイザやサンプラーの技術がこれ以上できないことはない、というところまで行き着くと、新しい音に刺激を受けることが少なくなりました。また音楽も多様化して、かつてほど影響力のあるものが出現しにくくなってきたと思います。その中でもまだ新しいものが作れると信じています。教授が晩年レコーダを街に持ち歩ている音をサンプリングしている姿を動画で見ましたが、とても嬉しくなりました。さすが、今も昔も変わっていないと。

音楽にはいろんな楽しみがあります。聴くこと、演奏すること、作ること、学ぶこと、妄想すること、などなど、どれも深く無限に楽しめます。これを通して成長し、そして様々なことに目を向けさせてくれます。YMOのメンバーは若い時期に音楽の面白さについて膨大なインプットを持っていたことがすごいと思います。当時は今ほど簡単に情報を入手することが簡単ではなかったことを考えると、相当精力的だったことが想像できます。彼らを夢中にした音楽もあるわけですから、やはり音楽の力は偉大と言えます。

音楽に夢中になれることは、幸せなことです。また平和な世の中でないと音楽を楽しめません。このことを人一倍形に表していたのは教授かもしれません。

次の世代のために、引き継がないといけないと、あらためて思いました。

最後に、明るくて楽しくて自由な音楽「い・け・な・い ルージュマジック / 忌野清志郎 + 坂本龍一 【))STEREO((】」YouTubeより引用します。




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