Swing Vibes

今年も、ドラムマガジン2023誌上ドラム・コンテスト曲にトライしてみました。(Roland TD-17)

https://drumsmagazine.jp/special/contest2023/

今回は好きなタイプの楽曲ということで盛り上がってしまい、欲張っていろいろなことにトライし(てしまい)ました。

一つは、以前からやりたかったチューニングタムです。アコースティックドラムでは古くはペダルがついたチューニングフロアタムなるものがありましたが、普通(?)は片方のスティックや指で、ヘッドを押さえつけたりしながら叩き、ピッチが変化した音をプレイします。今回IoTでよく使うデバイスM5StickCを使い、ピッチを変化させることを試みました。最初はTD-17にダイレクトでBLE接続を試みましたが、つながらずWindows PC 経由でコントールすることにしました。(右手首の角度でハイタムのピッチがかわります)そのため、少しレスポスが遅れるのと解像度が粗いところがあります。また発音中の音が変化しないのはちょっと残念でした。(いい感じに変化させるのは結構難しい・・Rolandさん一緒に開発しませんか?なんちゃって)
もう一つは、愛用のMicrofreakのファームウェアがversion 5になって、サンプルのリバース再生ができるようになったので使ってみました。偶然にも課題曲のイントロを聴いたとき、これしかない、という音が見つかりました。

あとはタイトルがSwing~ということもあり、久しぶりにレギュラー(トラディショナル)グリップで叩いています。レギュラーグリップでたたいてみて一つ発見がありました。エレドラの音が違うのです。メッシュヘッドの瞬発力を今までマッチドグリップが押さえつけていたのがわかります。スティックが弾みやすいため音切れが良い感触がします。(軽やか)また左手のハイタムへの移動がスムースなので最後はスティーブガッドの頭抜き6連符の連打でエキサイトしてしまいました。グリップはプレイスタイルに大いに影響を与えます。しかしこのグリップの弊害もありました。ついついスティックを回したくなりプレイにリスクが増えてしまいました。おまけでマーチングスネアでよくやヘッドを押さえつけるプレイもやりたくなり、エレドラでトライしています。(ダブルストロークの2打目、しかし効果はあまりなし)

以上、考えることがありすぎて、頭の中が大混乱しながら叩くことになりました。(最初は左手にもM5StickCをつけてスネアドラムのピッチも変化させていましたが、レスポンスが遅れることでコントロールが難しいことから断念)

しかしながら、いろいろやりながら、まだまだエレドラの面白い使い方があることがわかりました。これからどんどん追及していきたいと思っています。

Kit59 でハイタムのピッチを変化させる、MIDIメッセージデータ
[0xf0, 0x41, 0x10, 0x00, 0x00, 0x00, 0x4b, 0x12, 0x03,0x75, 0x03, 0x01, 0x00, 0x00, int(pitch/16), pitch%16, chksum, 0xf7]
ToDo ピッチダウンができなかった。

参考)
TD-17 MIDI インプリメンテーション (Version: 2.00) [PDF]
https://www.roland.com/jp/support/by_product/td-17/owners_manuals/7f9e7c7c-f6f1-4b42-8057-c721b104100f/

M5Stickについて
https://decode.red/net/archives/746




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