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Mid Manhattan

恒例となってきたライブハウスのカシオペアコピーバンド。
明日の本番を前に、練習のモチベーションを上げる一環として動画を作成してみました。
神保さんの名曲「ミッドマンハッタン」(当時こんな楽曲もつくれるドラマーということで嫉妬)はアドリブで叩くところがたくさんあるのですが、フレーズのアイディア出しをまずやる必要があります。
Roland Aira Compact S-1でオケを作ってそれをループさせて自由に叩いてみました。
(3テイクを一つに結合)

テンポが速く”迷ったら終わり”なので、手癖に逃げてしまうところなど、動画をとると反省点がよくわかります。
最後はこんな練習をしてみたい、という方のために、伴奏のみをおまけとして追加しました。
S-1は普段こういうことに使わないのですが、64ステップの音を入力できるので、ギリギリつくれました。(LFOもDelayもいい感じで基本性能が高い!)この曲、オンコードがきれいなフレーズですね。

ツインペダルは古いものですが、ライブ用にはいつものエレドラ用のTAMAのものでなくビーターが重いYAMAHAのものを使用しています。
追い詰められて叩くと、手癖もあるのですが初めて叩くフレーズとかでてきて面白いです。

High B

ハイベー、金管楽器でよく聞く言葉ですね。初心者は高い音を鳴らすのに苦労することから、この音が鳴ことが一つの目標になっている気がします。

金管楽器素人でしたが、夏頃より複数のバンドで需要があったのと音楽製作にも使ってみたかったので、始めてみました。(トロンボーン、トランペット、フレンチホルン)
YouTube動画では、たくさんの参考動画がありますが、皆さんそれぞれのコツの掴み方が様々で、教え方に個人差があることが興味深かったです。口の中が見えないこともあるのでしょう、説明がとても難しそうです。(しかも喋りながら教えられない)
ここでは、私なりに試行錯誤したことをメモしておきたいと思います。

(左からホルン、トランペット、トロンボーンのマウスピース。音色を特徴づけるためとても重要なパーツ。トロンボーンにトランペットのマウスピースをつけるとトランペットの音がする・・)

まずトロンボーンを始めました。音はすぐ鳴りましたが、1オクターブ以上はなかなかなりませんでした。
こんなに難しいのか、と挫折しそうでした。マウスピースが大きい分、高い音は口の穴を引き締める力が必要とわかり、これを意識したら少しずつ音が出るようになりました。しかしHighB(Bb)は1音のみ集中してやっとなる程度で、演奏には使えません。
スライドも難しく、瞬間移動しないと音がつながってしまいます。早いフレーズはかなり練習を要します。
スライドが連続的なので、バイオリンのようにピッチ合わせが繊細なのかと思っていましたが、倍音列で音がはまるので、そのようなことはなかったです。しかし息の強さで音が変わるので、今どの音が鳴っているのか、よくわからなくなります。
しかしなんといっても中低音好きな自分にとって、魅力的な楽器です。

次に、マウスピースの違いを体験したいことや、代表的な楽器を知っておく必要があると思い、トランペットの練習を始めました。最初にマウスピースのみで音を鳴らした時の炸裂音がすごいと思いました。これがトランペットたらしめているのでしょう。これも高い音を鳴らすのが難しく、あまりやりすぎると頭の血管がキレそうです。ハイトーンの出し方も動画によるといろいろあり、角度を変えて息を当てる方法は、比較的にうまくいきました。個人の口の形にも影響するようです。
3つのバルブによる音階はすぐに慣れました。木管楽器のように順に指を押さえることによる音程変化の方が直観的でわかりやすいと思っていましたが、意外とこちらの方が好きになりました。
3つのオンオフで表現するということはコンピュータでいえば3Bitで8とおりしか表現できませんが、複数の音が倍音列として鳴るので十分足ります。トロンボーンのスライドが7ポジション(7とおりの管の長さ)ですぺて表現できることと同じですね。
2:1:3(バルブ1,2,3)という比率の管にバルブを押すことによって流れを迂回することで、管の長さを変えて音程を変えます。1,2同時押しと3は原理的に同じ長さになるため、替え指になります。ユーフォニウムなどの大型金管楽器も同じバルブで、原理も同じです。
(これ考えた人天才だな)

最後にマウスピースが上記二つと全く違うホルンについて吹奏感がどうなるのだろうか、と興味をもちました。トランペットのものより小さいのに低音がでます。角がない丸くやわらかい音色が特徴でとても好きです。

ここで一ひねりして通常のフレンチホルンでなく、ベルが前を向いているマーチングフレンチホルンを選択しました。トランペットと同じBb管で運指も互換があり、演奏スタイルも同じだからです。(左手でバルブをおさえるホルンとちがい学習コストがさがる??) F管のホルンの楽譜を読むときは変換が必要になりますが・・
フリューゲルホルンやコルネット、メロフォンと間違えられやすいですが、これらはトランペットの部類で管もホルンより太く明らかに音がちがいます。トランペットの音の角をとった感じです。メロフォンはマウスピースをトランペット用のものからホルン用(要アダプタ)に変えて代用するものもあるようです。
音出しですが、2オクターブは比較的楽に音がでました。ただ演奏がとても難しいです。わずかな息の強さの変化で音がひっくり返ります。倍音列の上下に音がずれる・・ これを克服するために口の中の容積を大きくして、まっすぐ息を出すことを意識したら(手のひらに丸い息をあてる練習)安定しました。が、デリケートなので一音一音すごい神経を使います。
マウスピースが小さい分、わずかな空気の流れの変化が影響を受けやすいのでしょう。

自然現象である倍音列の知識は必須ですので、これも学習しました。

わかりやすくキーCで書きましたが、実際はBbです。
トロンボーンは一番手前のスライド位置、トランペットとホルンは3つとも押さえない状態で、これだけの音がなります。
倍音が上の方に行くと、平均律と音がずれていきます。8倍音以上はリディアン7thスケールとなり、ポジションを変えることなくスケールをつかったメロディが演奏できることになります。高音で息が苦しい中わずかな息の変化で音程を変える・・通常は、2オクターブプラスアルファの範囲で演奏するものと思っています。
コードでいう7thと、9th,#11th,13thのテンションがちょうど倍音の番号と一致しているのを知りませんでした。これは偶然なのでしょうか。

バンド以外での使い方は、ホルンではピアノ伴奏でソロ演奏など雰囲気よさそうです。カフェライブでやってみようかな。
あと制作用途では、下記の動画のようなことがやりたいです。

DJやモジュラーシンセを使ったライブの中で、効果的に金管楽器を演奏してみたいです。TAKUYA NAKAMURA氏はジョジョメイヤーのバンドでキーボードをやっていました。ジョジョメイヤーがドラムンメースに目覚めたのは、彼の影響が大きいのかもと思っていますが・・センスあります。
音楽の楽しみで、曲を作ること、演奏すること、聴くこと、がありますが、これを同時に楽しめるこのような形態に憧れます。(一杯やりながら・・)

あと大好きなメタファイブのようなものでしょうか。テクノのようなジャンルだとラインでないアンプラグドな空気感が逆に新鮮です。いろんな質感の音が混ざっているのは好み。

とてもクール!

なぜ金管がいいのか考えたとき楽器自体タフだし、倍音列の仕組み自体が離散的で、デジタルっぽく、エフェクティブに感じました。

この三つの金管楽器は、イベントに合わせて今後も続けていきたいと思っています。
練習環境も、ベルを押さえると音がかなり減衰するため、サックスに比べれば自宅で音は出しやすいのと。マウスピースだけでもいい練習ができそうです。
インナーマッスルや心肺機能の強化にもなるかも。。

Noisevember 2024

朝起きて、Noisevemberの動画投稿をしていないと気づきました。(下記参考)

AIRA Compact S-1 & Volca Sample2 Jam

今日が11月最後なので、何をやろうかと急いで考え準備。
最初、VolcaFMとVolcaDrumで、デジタルノイズっぽいのもいいかと思いましたが、ダイナミズムに欠けると思いアナログでいこうと思いました。

ラジオノイズを無線機のスケルチ設定のギリギリにすることで、ランダムにノイズを出すようにしました。
最後いい感じで締めくくりました。

ちょっとストーリー性に欠けますが、今回はこんなところで。。
爽やかな朝でした、Have a good day!

Lupin The Third

ルパン三世のテーマ、アップライトベースを買ってから一度は演奏してみたかった曲です。
今度ライブで演奏することになり、練習しました。

どこをとってもクールなフレーズでとても好きなのですが(一部アレンジしてます)、残念ながらまだ一度も失敗せずに演奏したことがありません。
フレーズ間違いは減ってきているのですが、弦の力加減を間違えて、発音が十分でなかったり、引っかかって音が遅れたりしてしまいます。
動画をとることで本番の気分で挑戦しよう思い、あえてとってみました。
前回とった動画から4年になります。

Upright Bass

私の先生のアドバイスにより、人差し指の根っこから弾くようになったことは、ちょっと進歩したかもしれません。
今回も練習の成果として、動画に残しておきたいと思います。

撮影メモ)
Roland MC-505
 久しぶりにリズムを打ち込んだら、キーボタンがチャタリングを起こしていて、こんな壊れ方するのだと驚いた。音は問題なし。
Zoom B1 Four
 MC-505の音をAUX-Inしてミックス。プリセット130’GlamComp’を使用
あと、iPhoneのシネマモードで後からピント調整できるのは、こういう奥行きのある動画撮るとき特に便利と感じた。

Mellow and Tight

今年も恒例のドラムマガジンコンテストの曲を演奏してみました。

https://drumsmagazine.jp/special/contest2024/

第一印象は苦手なテンポだなあ・・と思いました。いつも今回はどんなテーマでやろうかと考えるのですが、最近はツインペダル強化月間なので、これを使えるフレーズでトライしてみました。

昨年はずいぶんと凝りましたが、今年はあっさりと。

Hot for Teacher

前回のツマミスト宣言の後、次のテーマはドラムセットを叩きながらやることを考えました。
実は、以前からこれに少し挑戦したことがあります。

叩く動作とツマミを回す動作を同時にやるって結構難しく、修行が必要だと思いました。
この時一瞬ではなく、フィルタを継続的に回したかったのですが、右手がずっととられるとパターンが貧弱になることから諦め、その後いろいろと考えを巡らす日々が続きます。

そこで思いついたのが、ツインペダルをもっと有効に使えないかということで、
フットハイハットと左足BDの同時踏みで、右手なしのハンデを感じさせないようなパターンを作ればいいと考えました。(このチャレンジはまた次の機会に)

これをきっかにツインペダルおよひツーバス奏法についていろいろ考えていると、随分昔からあるにもかかわらずまだ成熟していないのではないか、と思い、もっと深堀したくなりました。
試しに前回のライブでは、カシオペアの曲のドラムソロにツインペダルを使ったりしました。

これまでは一般的な連打系や、YMO UT動画でダブルストロークをやっていますが、

左足を軸としたものをやるのに何かいい題材はないかと探していたところ、そうだ、これがあった、と思い出しました。

このドラムパターンを使った楽曲をこれ以外に聴いたことがないのですが、それだけインパクトがあり、とても好きな曲です。
名曲揃いのVan Halenの中でも、とてもオリジナリティがあり、”Why Can’t This Be Love” と並んで私のBest 1 です。

また似たリズムの曲としては、これが好きです。

めっちゃかっこいい!

ちょっと前の朝ドラでBoogie-Woogieの曲をやっていましたが、Boogie-Woogieをドラムで叩くと大体、スウィングになるのですが、自分はツーバスのパターンで叩くべし、と思っています。

先ほどツーバス奏法について、まだ成熟していない、といいました、結局活躍する曲が少ないことが原因なのでしょう。ハードロック系の速い曲の連打とかドラムソロとか。成熟していない、ではないですね、まだまだ開拓する余地がありそうです。

ということで、Hot for Teacher のドラムイントロに挑戦してみました。

下記、楽譜を参考にした動画です。

オリジナルはBD2台オーバーダビングをしているので、厳密には一人ではできませんので、いろいろ変えています。(BDとFloorTomに)2パート目が入ってくる部分、シャッフルとフラットリズムでかなり困難なので、キックがシャッフル、手はシャッフル気味のフラムアクセントにしています。バイク(ハーレーダビッドソン)のマフラー音を模しているとのことなので、それっぽくするため、三連符は手でなくキックで入れています。

かなり難しい!
まだまだ修行が・・

KAOSSILATOR & NTS-1 (Logue SDK) Demo

久しぶりにKAOSSILATORを使ってみました。

きっかけはNTS-1のmkIIが発売されるということで、いろいろ調べていたところLogueSDKで過去にFM音源をつくったことを思い出し、mkIIではエフェクタを作りたい、と思うようになり、しかしmkIIがなかなか入荷しないので、今のもので作ってみようか、ということで自作エフェクタをつくりました。この効果をためすべく音源を何にするかと最初はVolca Sample にするつもりでしたが、最近動画でKAOSSILATORが現役で活躍するのをみかけ、これでもいいなと思い使いました。それ以外にも、X-YパッドによるMIDコントローラを使いたいアプリが最近あったことも影響しました。影響というのは内的なものではなく、検索で調べていた結果、YouTubeのレコメンドに反映されたかもという外的なものです。(この現象はやばいのか、便利なのか・・)

久しぶりということでまずは約15年前の動画です。
「KAOSSILATOR with iPhone ‘Dr Metronome’」

自作iPhoneアプリのデモもかねて、人力同期の涙ぐましい演奏です。
音がいいので、これだけで曲を何か作ってみたかったのでしょう。メトロノームの小節数だけみて他のフレーズをイメージしながらソロプレイをしたと思います。
動画は、MacBookの内臓カメラとAudioInで撮ったと思います。ちょっとズレていますが、感慨深いものがあります。

今回、Logue SDKで作ったエフェクタは、リバースとリピートです。
コードの説明は下記。
「KORG Logue SDK」
https://decode.red/ed/archives/1581

エフェクタのイメージは下記の動画がベースにあります。最終出力段にかけてリズムを変形させる狙いがあります。
スライサーも作ったのですが、モジュレーション系のエフェクタになりリバースと同時に使えないことと、効果が大きいことからリピータにしました。
「Volca Sample2 Jam w/ SL-2, RC-5, KeyStep37」

Logue SDKをつかった過去動画
「KORG Nu:Tekt NTS-1 Custom Oscillator」

さて今回の動画ですが、「Volca Sample2 Jam w/ SL-2, RC-5, KeyStep37」よりかなり安上がりになっています(笑)

今回の動画は個人的にとても意味があるものとなっています。DJコントローラがとても好きで、素人ながらいじったりたまに動画をとったりといろいろ試しているですが、サウンドの最終出力段にかける操作(エフェクタ)の責任の重さというか緊張感が演奏と同じ感覚に感じるからです。
DJではターンテーブルやクロスフェーダの操作タイミングでリズムをコントロールしますが、とてもセンシティブです。前回のLFO操作も同様ですが、ツマミにもそういった要素があります。今回の動画でいうとツマミ操作のわずかな差で、リズムが大きくかわりとても神経を使います。つまりツマミも楽器ということですね。
「ツマミスト」と勝手に呼んでいます。
今までもレゾナンスとフィルタのツマミをバランスよくいじって、気持ちいいTBサウンドを得る難しさを経験していますが、リズムはそれ以上の難易度があります。そのためSDKのプログラムコードも自分の操作感にあうようカスタマイズしました。

テンポが同期できれば、その倍数でリズムをコントロールすることで安定したプレイも可能ですが、そうでない方が好きです。前回動画のS-1のLFOにもその機能がありますが、あえて使っていません。X-Yパッドやフェーダのようなものの方が良いか、とも考えましたが人が操作する精度面を考えるとツマミの方が良さそうです。X-Yパッドは音色の変化には向いていますね。

まだまだいろいろと改善の余地はありますが、これからも精進いたします。
ツマミストとしての第一歩でした。

AIRA Compact S-1 & Volca Sample2 Jam

これまでKorgのVolcaシリーズをよく使ってきましたが、今回RolcandのAIRA Commpacシリーズをはじめてトライします。
S-1の第一印象ですが、エフェクタが高音質なのとバッテリ駆動、MIX-INがいいなあと思いました。購入の決め手はオシレータのDraw、Chopとディレイエフェクトです。
Rolandのデジタル音源はバランスがよく音がきれいですが、汚れ系が好きな自分にとってはこの二つの機能が魅力です。

ということでノイジーな音をしかも短音のみ使ったデモ動画をとってみました。最近LFOでリズムを作ることが好きで、S-1では存分にできます。

あと最近撮った動画について。
YouTubeでは、コンパクトシンセを使った動画が多数ありますが、その中でもイベントがいくつもあります。
1月のJamuary、3月3日のRoland TB-303のクローンによる303Dayなど、ついつい動画をつくりたくなり私もアップしました。(ちょっと遅刻しましたが・・)

最近、11月のNoisevember というものもあることを見つけましたが、またアップしたいと思います。

世界中の人が、こうやって同じテーマで動画を作るのって、本当に楽しいですね。

PC Keyboard Layout

まず前回動画での操作説明ですが、VSCodeからSonicPiを起動する仕組みは下記を使いました。

“LIVE CODING BY VSCODE”
https://decode.red/blog/202211051504/

またVSCodeにVimの拡張機能を入れました。

これらにより、SonicPiについてはCtl-s/Ctl-e で演奏のStart(Save)/Stop、エディタの機能としては、Ctl-a/Ctl-x で数値のインクリメント/ディクリメント、gbでマルチカーソルが使えるようになります。基本的な操作はviエディタの操作がそのまま使えます。

ここから専門的なつまらない話になりますが、経緯の記録として残しておきます。(蘊蓄だらけですが ^^;)
なぜVSCodeのような高機能エディタを使っているのに、viのような古典的なエディタの操作を使うのか(すべてのケースではない)、ですが、これはキーボードのチョイス、キーボードレイアウトのチョイス、諸々から影響を受けた結果によるものです。さらにさかのぼってCUI時代の利便性がGUI時代でも生き続けている証拠でもあります。

まずはキーボードのチョイスについてです。カスタム配列、分離型などの高級キーボードに憧れ、情報収集はしたもののキーボード沼にははまる手前で踏みとどまっているところです。

踏み留まる理由
1) カスタムに慣れてしまうと他のキーボードに対応できなくなる。
2) 数万円という高価である。Mac,Linux,Windowsそれぞれ複数台あるためキーボードも必ず複数台欲しくなる。

そこで販売されているものの中でできるだけ安価で好みに近いものにするため、下記カスタマイズ自由度(①から⑤)に注目して選ぶことにしています。

キーボードレイアウトについては、日本語配列よりUS配列のものの方が品数が豊富です。※①
またプログラマにはUS配列の方が記号キーが合理的であることがあります。

まだワープロがパソコンのアプリよりも使いやすかった時代から始めたせいもあり、日本語はかなキー入力からはじめました。50音それぞれキーがあるので母音・子音の組み合わせでタイピングするローマ字日本語入力より速いというメリットがあります。デメリットはキーが右側に多くなり、センターが左よりになりEnterキーまでが遠くなります。USレイアウトにするため、かな入力をやめました。とはいっても日本で発売されているPCはほとんど日本語レイアウトなので別売のUSキーボードを使用します。

最近ようやく自分が理想とする配列をもつキーボードに出会いました。これが前回動画で使用したものです。

ファンクションキー、テンキーがないもので、バッククォート、チルダが単独キーのものです。特にこの二つのキャラクタはシェルコマンドでとても重要です。ファンクションキーがないものはESCキーと兼用になることが多く、これは避けたいところです。しかしながらESCキーはこの位置が好みです。これはPC-9801の時代にvzエディタを使っていたことが起因するのですが、ESCキーを多用するところはviも共通しています。MS-DOSからWindowsに移行したとき(DOS/V仕様ESCキーがファンクションキーの左になるIBM互換機にも移行したため)、次のエディタがなかなか見つからなかった記憶があります。

あとWindowsの場合PowerToysで、Macの場合Karabiner-Elementsで、下記のようにキーアサインします。これらのツールによりキーボード本体に保存機能がある機種を選ばなくてもよくなります。※②

  CapsLk -> Ctl
  Alt w -> ↑
  Alt s -> ↓
  Alt d -> →
  Alt a -> ←
  Alt q -> Home
  Alt e -> End
  Alt r -> BS
  Alt f -> Enter
  Alt x -> DEL

すべて左手側にこのようなキーをもってくるのは、ホームポジションから離れないようにという利点以上に、右手がマウス操作でふさがっているときも使用できるからこのようにしています。
手がホームポジションかははなれることを嫌うカーソルキー専用キーを使わない文化は、viエディタからあります。コマンドモードによるキー操作が可能であるため、j,k,l,mでカーソル操作をします。(カスタマイズは、できるだけデフォルトからはなれないように、いろんなプラットホームでつかえるように、を心がけています。※③)
viエディタは、Unixマシンを使うときこれしかなかったから使い出したのがきっかけですが、その合理性は今の時代にも生きています。。
とくに最近マークアップ言語のおかげでHTMLに変換する文章を書く際に利用しています。

https://decode.red/blog/202401061739/

ブログを書くのに、コンソールだけで、マウスを使わず作業を完結することも可能です。キーアサインのカスタマイズや拡張キーボードで利便性を追求する流れもありますが、
viの機能で補うことで実現ができる部分も多いと感じています。※④(動画編集やドロー系のアプリなどはまた別ですが)

メカニカルキーボードはキーキャップが変えられるので自分好みに近づけられます。※⑤
好みは赤軸ですが、レイアウトを優先しているため今のところ青軸のものを使っています。
(打鍵音は青軸が好きです。上記動画の音)

音楽キーボードの関係ですが、シーケンサなどのキーボードとして横一列を白鍵とみたて斜め上を黒鍵とした使い方がありますが、私はあまりこれが好きではなく、A,B,C,D,E,F,G が左にあることを利用した使い方をしたアプリを作ったことがあります。。

http://iphone-old.iiv.jp/sound/index/L0035


最近はクロマチックキーボードに興味を持ちこれを模したキーボードをキーキャップを変えて作りました。

このようにできるだけ好みに近づける工夫をして利用しています。
(この先沼にはまるかもしれませんが・・)

ここまでに登場したキーボードはE-YOOSOというメーカーのもので、気にいっています。Z-11,Z-686それぞれ色違いもあわせて計四台となります。(上記動画でない方↓ キーキャップをとりかえてます)

できれば理想とする配列のキーボードのもっとダーク色のもので赤軸が欲しいところですが、いまのところ満足しています。

ライブコーディング、カスタムキーボード、viエディタ、マークダウン これら表現する道具として、近い関係と感じているこのごろです。

Glitchy Style / Live Coding

Lenny “The Ox” Reece というドラマーの名前を下記で少しふれましたが、今回は彼のプレイからいろいろ話を膨らませてみました。

Domino Line / Casiopea

まず彼に関する動画の引用から。

最初、動画のタイムラインをいじっているのかなと思ったくらい不自然に見えました。しかしその機械的というか独特なノリに新しさを感じました。


彼のプレイを譜面に起こしたものですが、とてもチャレンジングです。

https://drumsmagazine.jp/notes/next-generations-5/
さすがにドラムマガジンのサイトでも解析がされていました。

https://pearldrum.com/ja/artist/lenny-ox-reece
https://seelectronics.com/artists/lenny-the-ox/
こちらにプロフィールがあります。

ここにある”glitchy” style という表現がよくそのプレイを表していると思いました。
変拍子とはちがうちょっとバグった感じに聴こえるからです。

SonicPiでそのような雰囲気をまねてみました。


10/16拍子ですが、ずっと聴いていると違和感なく聴こえてきます。5,7のような奇数連符にしても整然とならべてしまうと同じ結果でした。また参考までに前回の動画のものは以下です。

きれいな変拍子ともいうべきか、すぐなじんできます。

バグっている感覚というのは、フレーズサンプリングのループがテンポにあっていないときの感覚に近いのではということで、それをまねてみました。


音的なニュアンスはちがいますが、自分の感覚的にはこれが近いです。
どんな音素材でも繰り返すことによってリズムを感じますが、ただしその繰り返す素材の長さは一定である必要があります。(素材の中身は一定である必要はなし。。工場のコンプレッサー、モータ音などや、むかしのパチンコ屋のネオン管の眺めているとそれだけでリズムを感じた感覚)
過去の動画でも工場風のノイズを楽しんだものがあります。(こういうの大好物)

最後にSonicPiにもどって、フレーズサンプリングがループサイズに足りていない様子をライブコーディングしてみました。

lenは、ループさせるフレーズサンプルの割合(1.0 = 100%) rstはそのうちの無音部分。
このしくみについては、次回とりあげたいと思います。